アジリティのコースに置かれる障害物はいろいろあります。
犬にとって簡単なものから教えるのに工夫が必要なもの、
恐怖心を克服しなくてはできないもの
犬によってその度合いは様々ですが、これらを全ておぼえなくてはなりません。
これらの障害物をクリアすることが楽しい、嬉しいと犬に思わせるのが
上達への一番の秘訣ではないでしょうか。
ここでは、障害物の簡単な絵とちょっとしたワンポイントアドバイスを御紹介します。

 

障害物は基本的にミニクラス(体高40cm以下)スタンダードクラス(体高40cm以上)とも
同じものを使いますが、設置の仕方、高さ、長さなどを変えるものがあります。

●ジャンプ系

●ハードル
コースの中では一番多く置かれるものでしょう。まずはこれを飛び越えることからアジリティは始まります。他に、バーがクロスしているもの、2本ついているもの、パネルになっているもの、レンガ造りのようになっているものなどがあります。はじめは地面 においた棒を飛び越えることから教えます。
幅は120cm
高さはミニクラス30〜40cm スタンダードクラス55〜65cm

●ロングジャンプ
幅跳びのようなものです。脚がついたりしないよう、飛び越えなくてはなりません。三角の長い板「エレメント」と呼ばれるものを組み合わせて距離を調節します。最初は短く1本から飛び越えさせるとよいでしょう。
幅は120cm
距離はミニ60〜75cm スタンダード120〜150cm

●タイヤ
そのものずばりの古タイヤがぶら下がっているのもありますが、大抵はもう少し細めの輪をつかっています。この輪の中をジャンプして飛び越えます。実はうちの犬はこの輪と外枠の間を抜けてしまうことが多く、とっても苦労しています。
ボールやおもちゃを投げて誘導し、タイヤの中をくぐり抜けることを教えます。
タイヤの大きさ 直径38〜60cm
内円中心までの高さはミニ55cm スタンダード80cm

●ハードトンネル(固形トンネル・チューブとも言う場合があります)
蛇腹状になっているものをUの字に曲げて設置したり、真直ぐに伸ばしてAフレームの下を通 したりします。最初は怖がる犬も多いようですが、慣れると走り抜けるのが爽快に思えるらしく、好きになる傾向があるようです。コースによって、右から入るか左から入るか決まりますが、逆に入ってしまうと即、失格になります・・・。
直径は約60cm  長さは約306cmです

●ソフトトンネル(柔トンネル)
アーチ型をした固い部分から、布でできた部分に変わっていくトンネルで、先が見えないために最初は躊躇する犬が殆どでしょう。最初は誰かに布の出口を持ってもらい、外が見えるようにして練習をするといいそうです。
入り口の部分は幅が60〜65cm 高さ60cm 長さ80cm 
布の部分が約3m程です

●スラローム(ウイーブ)
棒の数は8、10、12本です。これを蛇行しながら進む障害です。必ず、最初の棒は右から入らなくてはいけません。犬に右、左、とコマンドを入れて教えていく方法と、蛇行して進むことそのものを教える方法などがあります。後者の方がスピードが上がるのですが、かなり教えるのに根気と工夫が必要になります。しかし、アジリティの障害の中でも一番難しいだけあって、これを出来るようになったときの喜びはひとしおです。
後ろから見てお尻がうねうねしてるのは、何とも可愛らしいです。

高さは100cm 棒の間隔は50〜65cm

●コンタクトゾーンのあるもの  
●Aフレーム(Aランプ・板壁)
かなりの傾斜がついた板が英語のAのように組み合わさっている障害で、犬はこれを一気に駈け上って行きます。かなり助走が必要になりますので、いきなり近くから上らせない方が安全です。犬を力強く呼んで、励まして上らせてあげます。
赤い部分は「コンタクトゾーン」といい、この部分を犬は必ず踏んでいかなくてはいけません。これを飛び越えてしまうと減点をとられてしまいます。
幅は頂上で90cm 底辺で115cm
高さは スタンダード180cm ミニ170cm
長さ270〜320cm 角度は90度 
コンタクトゾーンは約1mです

●ドッグウオーク(歩道橋)
幅の狭い板を組み合わせて出来ている障害物で、その名の通り歩道橋のようになっています。これも最初と最後にコンタクトゾーンがあり、あまり急いで走ると犬がここを飛び越えてしまうので、気を付けましょう。大きな体の犬ほど、一番高いところが恐いと思われます。
幅は 30〜40cm 長さは各部分とも 360〜420cm
高さは 120〜135cm
コンタクトゾーンは90cmです

●シーソー
これは、音や衝撃に弱い犬は少々苦手な障害でしょう。一度調子にのって「ガタン!」とやってしまうと、なかなかこの恐怖心が抜けません。でも人間がサポートして少しずつ傾斜をつけてやりながら、恐くないことを教えていくのがよいでしょう。実際の競技では反対側の板が下につくまで、飛び下りたりしないようにしなくてはいけません。もちろん、これもコンタクトゾーンがあり、そこをタッチします。

板の幅は30〜40cm 高さは60〜70cm 長さは365〜425cm
コンタクトゾーンは90cmです

●その他  

●テーブル
この障害物は文字通りテーブルのかっこうをしています。この上に犬を乗せて、決められたポーズを取らせて5秒間停止させなければなりません。5秒間というのは、ジャッジが測りますので、ジャッジによって多少の個人差がありますから、ジャッジが「GO!」(または「ハイ!」)などの合図を出す前に犬を降ろしてしまうと、残りの秒数分もう一度やり直さなくてはなりません。テーブルの上でのポーズはFCI規定ではAG1度ならばフセ、AG2度ならば、フセ、スワレ、立姿の中から出走前にジャッジが選んで選手に知らされます。

テーブルの1辺は90〜120cm
高さはミニクラス35cm スタンダードクラス60cm


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